日本からは直行便で約8時間のインドネシアはバリ島。甘いピニャコラーダを飲みながら眺める真っ青な海と、日焼けした肌に白い歯を見せる地元の人達のピュアな笑顔。砂浜に用意されたテーブルで眩しい夕日に照らされながらの夕食はもはや楽園。 ですがそう簡単に海外旅行に行ける人なんて少ないはずです。 大型連休は年に数回もない頑張る社会人の皆様。子育てに家事にと毎日大忙しの主婦&主夫の皆様。アルバイトだけでは到底まかなえない学生の皆様。そしてこのご時世。 そんな時は迷わずにWayang … [Read more...]
天龍寺と篩月
時節柄、居酒屋やカフェなどの賑やかさに居心地の悪さを感じる方もいらっしゃると思います。でも自炊もマンネリ化しがちで少し飽きて来る頃では? そこでご紹介したいのが、天龍寺(てんりゅうじ)直営の精進料理店である「篩月(しげつ)」です。 篩月のある天龍寺は宇治の萬福寺とは宗派こそ違うものの、こちらも禅宗のお寺です。 天龍寺と言えば、法堂(はっとう)の天井に描かれた今にも飛び出して来そうな龍が大迫力の雲龍図(うんりゅうず)と、曹源池庭園(そうげんちていえん)と呼ばれ700年以上も前の姿を残している庭園が有名ですね。 1339年に創建されてからというもの、大規模なものだけでも8回の火災に見舞われるという波乱万丈な歴史を持つこちらのお寺ですが、1994年にユネスコの世界遺産に登録されました。 竹林の小径や渡月橋と合わせて、嵯峨 … [Read more...]
萬福寺と普茶料理
萬福寺が開創されたのはなんと1661年。 インゲン豆の由来でもある、隠元隆琦(いんげんりゅうき)という中国の有名な禅宗のお坊さんが居ました。隠元さんは招かれて来日した数年後「中国に帰る」と言う中、幕府を筆頭とする日本側に強くお願いされて開いたのが萬福寺です。 なのでお堂や庭の造り、お寺内に祀られている像に細かな装飾、お経の読み方はもちろん作法、提供される精進料理までもが普茶料理(ふちゃりょうり)と呼ばれ、その全てが中国式なのです。 … [Read more...]
四季 よし菜
舞妓さんの行き交う先斗町。 京都を代表する花街のど真ん中にある「四季よし菜」。 お茶屋さんだった建物を改装して使用しており、細長く奥まった入り口や階段箪笥に当時の面影を垣間見る事が出来ます。 ですがその風情溢れる雰囲気に反して、接客はとてもフレンドリーなので心配は無用です。 まずは日本酒に精通した店員さんお勧めのお酒を片手に、カウンターに立つ板前さんが出してくれる新鮮なお造りを。 春は蛤、夏は鱧、秋は秋刀魚、冬は鰤。京都らしい湯葉に生麩。様々な旬の素材を新鮮な京野菜と共に丁寧に料理された料理の1品1品はどれを食べてもまず間違いありません。食欲旺盛な方も満足出来るボリュームたっぷりのステーキや、女性には欠かせないデザートの種類も豊富です。 私が「四季よし菜」を訪れる度に絶対に外せないのが“自 … [Read more...]